つくば国際大学には、学生一人ひとりの想いに応える先生がいます。それぞれの先生が、どのような想いをもって、
学生たちと向き合っているのか。担当している授業や先生の活動を紹介するとともに、
学生のみなさんへのメッセージをお届けします。
▼教員プロフィール
東京理科大学 卒業。日本大学大学院 理工学研究科 博士前期課程/後期課程 修了。
東京都立保健科学大学 教授、首都大学東京 健康福祉学部 教授、東京都立大学 健康福祉学部 教授を経て、2021年より現職。
医学物理学、保健物理学および放射線技術学実践教育学
日本医学物理士会(代表理事)、荒川区顧問 など
放射化学、放射化学実験、放射線安全管理学、放射線安全管理学実験、放射線計測学実験 など
担当する授業のひとつに「放射化学」があります。これは診療放射線技師に必要な専門基礎科目です。放射性物質に関連する事象を取り扱う化学の分野で、診療放射線技師の専門科目である核医学検査技術学、放射線治療技術学、放射線安全管理学の基礎となります。診療放射線技師には、医療人として、豊かな人間性と幅広い教養、高度な専門知識と技術を有することが求められます。さらにチーム医療に貢献できることもあります。そのために授業では、真理を追究する能力と正義感および他者への共鳴と共感ができ、適切なコミュニケーションが取れる人材を育成できるよう心掛けています。
放射化学、放射化学実験、放射線安全管理学、放射線安全管理学実験、放射線計測学実験 など
2021年5月21日に診療放射線技師法を含む法案が成立し、診療放射線技師が行う診療補助行為が大きく変わります。具体的には造影剤検査や核医学検査のための薬剤の投与のほか、下部消化管検査や上部消化管検査、病院以外での超音波検査などができるようになります。従来の放射線を人体に照射する行為だけでなく、介入的な行為もできるようになるわけです。実は、日本の診療放射線技師職は、世界中で最も科学的な知識を持った集団です。さらに今回の法改正でより幅広い技術や技能を持った臨床家として大いに期待されています。一緒に学んでいきましょう!
日本医学物理士会代表理事、日本診療放射線学教育学会長として日本における医学物理士の普及と啓蒙に努めています。また、診療放射線学教育学の確立とより良い診療放射線学教育のために、放射線技師教育関連テキストなどを執筆しています。