山本竜也先生(理学療法学科)が第29回日本基礎理学療法学会学術大会で「学術大会長賞」を受賞しました

「学術大会長賞」を受賞する山本竜也先生
山本先生(写真右)

 山本竜也先生(理学療法学科・講師)が第29回日本基礎理学療法学会学術大会で「学術大会長賞」を受賞し、表彰されました。

 研究内容は「脳損傷後のマカクサル運動機能回復と大脳皮質間ネットワークの大規模な可塑的変化」です。

 先日開催されました第30回日本基礎理学療法学会学術大会で表彰式が行われ、表彰状、トロフィーが授与されました。

 受賞おめでとうございます!

第29回
日本基礎理学療法学会
学術大会
「学術大会長賞」
山本竜也先生(理学療法学科)が受賞した表彰状、トロフィー
賞状を持つ山本竜也先生
山本先生(写真右)
受賞者
山本 竜也 講師(理学療法学科)
受賞
第29回日本基礎理学療法学会学術大会
「学術大会長賞」
研究名
脳損傷後のマカクサル運動機能回復と大脳皮質間ネットワークの大規模な可塑的変化
研究内容

 脳に損傷を受けると、手や指を思うように動かせなくなることがあります。しかし、リハビリテーションを続けることで再び動きを取り戻せる場合があります。これは「脳が持つ柔軟性(脳の可塑性)」によるものです。

 我々は、人間に近い器用な手の動きが可能なマカクサルを対象に、脳のどの部分がどのように失われた機能を補い合うのかを調べました。特に、手の動きを司る脳領域が損傷した後に、他の脳領域がどのように役割を引き継ぐのかに注目しました。

 研究の結果、損傷を免れた脳領域の間で、大規模な神経回路のつなぎ替えが起きていることが分かりました。ある領域ではつながりが弱まる一方で、別の領域では新しいつながりが強化され、実際に新しい神経の接続(シナプス)が形成されていることも確認できました。

 つまり、脳は損傷を受けても「壊れた回路を別の回路で補う」ように自らを大規模に作り替える力を持っているのです。この発見は、リハビリテーションの効果を裏付ける科学的根拠となり、将来の治療法や訓練法の開発につながると期待されます。なお、本研究成果は現在、国際学術誌への論文投稿を準備中です。

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