第8回国際看護学会で看護学科の小林講師が「Poster Award」を受賞しました




受賞した小林講師(看護学科所属、写真左)


 10/27、28に韓国で開催されました第8回国際看護学会(The 8th International Nursing Conference)において、ポスターセッションにて発表した本学看護学科の小林講師(共同研究者 関、澤見)がPoster Award を受賞しました。


 500以上におよぶ演題数の中から10名が受賞しましたが、日本人は小林講師のみ受賞となりました。


 演題は「体圧測定評定による褥瘡予防演習プログラムを通した看護学生の学習過程(Learning process of nursing students through a bedsore-prevention practice program involving body-pressure measurement and evaluation)」であり、内容は本学看護学科で実際に行われている老年看護学の授業を紹介したものです。



演題で使用した老年看護学の実際の授業内容。
学生が体験している様子を解説しています。



 演題の内容は、高齢者世代を知らない世代間ギャップのある学生に対し、高齢者の気持ちや身体機能低下を汲み取り、科学的根拠に基づいた褥瘡予防のための看護技術をいかに習得できるよう教授するかについて、具体的な授業展開の実践と学生の学びのプロセスを提示したものです。





 受賞要因としては、本研究のテーマが日本だけでなくアジアや欧米諸国においても看護学生の教育に共通した課題であり何らかの示唆を与えたこと、大会のテーマと一致していたことなどが考えられます。


 老年看護学の教員による、日々学生へ「看護技術のスキルをどのように効果的に学ばせるか」との教授方法の工夫や努力の成果が、世界と繋がっているということが新たな発見となり、とても感慨深いもを感じています。


 先生方、受賞おめでとうございます。







小林講師(写真左)、関教授(写真右)


 老年看護学領域の授業について



 紹介された本学の老年看護学の授業は、”体感を通して高齢者の理解を深める”を念頭において展開しています。
 まず教員が高齢者の疑似体験を行い、演習案を企画・検討、授業の内容を決定します。

 老年看護学では主に5つのテーマに分けて演習を行っています。


体圧測定(褥瘡発生予防)※上記ポスターにて紹介
アロマテラピー・マッサージ(癒し・リラクゼーション)
高齢者疑似体験(日常生活の困難感理解)
フットケア(転倒予防)
口腔ケア(口腔環境疑似体験)








 アロマテラピー・マッサージ(癒し・リラクゼーション)

統合医療(補完代替医療)とアロマテラピーについて学び、
 休息・癒しのケアに関する技術を習得する。






 高齢者疑似体験(日常生活の困難感理解)

装具をつけ、加齢による身体の変化を疑似的に体験し、
高齢者の身体、心理的側面の理解の変化から
高齢者の日常生活にどのように影響しているかを理解する。






 フットケア(転倒予防)

高齢者の転倒と足病変予防の必要性を理解し、
足部の形態・機能を整えるフットケア(スウェディッシュ式)の技術を修得する。






 口腔ケア(口腔環境疑似体験)

避難所を含むあらゆる治療・療養の場で生活している要介護高齢者へ、
安全で快適で、効果的・効率的に口腔ケアの技術を修得する。






 今回の演題である「体圧測定評定による褥瘡予防演習プログラム」は、高齢者の身体的特性から褥瘡予防における体位変換の意義を理解し、簡易体圧測定器を使用した体圧管理の方法を修得するものです。



 老年看護学では5つのテーマの演習を中心に、学生が高齢患者に対し日常生活機能およびQOL向上に向けた援助を行い、客観的に評価できる事や、学習に対し更なる動機づけが出来る事を目標に授業を行っています。


 2011年12月
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看護学科
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