学生の活動 ※学生の学年は取材時のものです(平成26年度)


学生生活について


つくば国際大学 社会福祉学科 学生生活について久賀 実央さん 4年生
(茨城県立土浦第二高等学校出身)
Q 本学を選んだ理由を教えてください。
 医療ソーシャルワーカーになりたいと思ったことと、つくば国際大学が自宅から近かったことです。
Q 大学に入っていかがでしたか。
 入学してすぐに高校とは随分違うと感じました
 授業時間が90分と長くなっただけではなく、学生の参加型の授業が多く、そしてレポートも多いと感じました。が、全体としては、自分のやりたいことを自分で決めることができ、自由度の高い時間を過ごしているという感じがします。
Q 講義を受けてどうでしたか。
 社会で起こっている事柄に興味を持つようになりました。世の中の仕組みはこうなっているのかと少しずつ理解できるようになった気がします。
Q 実習はどこに行きましたか。
 私は3年生の時に、病院と市役所の2か所に実習に行きました。
 市役所では2週間の実習でしたが、3つの課を回らせていただき(高齢福祉課、社会福祉課、障害福祉課)、私が今まで生活してきた地域の中には、様々な困難を抱えた方々がいらっしゃることを改めて学びました。土浦市は祖父母の暮らす市でもあるので、20年も生活してきて、こんなに気付かなかったなんて…と、自分の視野の狭さを実感しました。市役所の実習を経験したおかげで、実習後からは街を歩く中でも、生活保護受給者の方の生活や、要介護の高齢者、障害者の方の視点に立つことを意識するようになりました。また、支援の対象が幅広いので、緊急度を見極める力を市役所の職員さんが大切にされていることを学びました。
 病院では、急性期という限られた時間の中で、いかに患者さんのニーズを把握し、支援につなげていくかが重要であると学びました。ご家族と本人の希望が異なる場合が多々あり、その際には患者さんとご家族の間に立ち、患者さんの意見とご家族の意見を交互に聞き、お互いの意見を伝えながら、退院後の生活を共に考えていく様子も学ばせていただきました。医療ソーシャルワーカーさんは、とにかく患者さんや他職種、他病院と、駆け回っていました。それだけ、ソーシャルワーカーには点と点を結ぶ力があるのだなと考えました。
Q 社会福祉士の国家試験勉強はどうですか。
 週1回の課外授業で配られる資料を基礎にして、毎日勉強しています。
 最初は何からとりかかればよいかわからなかったのですが、先生方から勉強の仕方を教えてもらってよかったです。
Q アルバイトはしていますか。
 はい。塾講師を週2回しています。主に中学生の英語、社会を担当しています。
 塾の講師は予習をする必要があるために大学との両立で悩んだり、生徒との人間関係づくりで苦労することもありますが、生徒の相談に乗る経験ができることや、人前で長時間話すことに慣れたこと、中学生の学習内容を忘れずにいられることなど、いいこともたくさんあります。
Q 本学の魅力は?
 先生方が学生一人一人に目を向けてくれているところだと思います。
 私が医療ソーシャルワーカーを目指しているということで、それまで実習先候補になっていなかった病院を実習先にできるよう調整してくださいました。とてもありがたかったです。
 また、先生方にはちょっとした質問もできるうえ、勉強以外でも気軽に相談できたりお話ができたりします。先生方は面倒見がいいだけではなく、学生をよく見ていて、時にはプレッシャーもかけてくれます。
 このように先生と学生の距離が近いことは大きな魅力だと感じています。
  ※久賀さんの希望をきっかけに大学として実習先を増やしました。


つくば国際大学 社会福祉学科 ニコニコホリデーについて
対談する山田先生(左)と飯田くん(右)
山田先生:
今日は飯田君のやっているニコニコホリデーという活動について聞かせてください。
飯田君:
わかりました。
山田先生:
まず,ニコニコホリデー(以下,ニコホリ)とはどんな活動なのでしょう?
飯田君:
我孫子市にある“こでまりの会”という団体に参加されている方々を対象に行っているボランティア活動です。この活動は、社会福祉学科が開学した年から学科の有志で行われていると聞いています。
山田先生:
具体的にはどんな活動を?
飯田君:
月に1回,障害のある方やその家族と出かけて行って,見学や活動をしています。この前は守谷のビール工場に見学に行きました。この9月には旅行に行くことも計画しています。
山田先生:
障害とありましたが?
飯田君:
知的な障害のある方が多いです。参加者の皆さんは年上の方です。僕は参加して4年目ですが,活動を始めたときはコミュニケーションをとるために苦労しました。
山田先生:
どんな苦労がありましたか?
飯田君:
たとえば,「こちらへ行きましょう」という言葉をかけたとしても,皆さんが言葉で返してくださるわけではない。その場所にとどまったり,自分のしたいことを優先されたりする時がありました。そのような時に,自分の言葉を理解してもらうのに苦労しました。
山田先生:
当初はすごく苦労したのですね。今ではどうでしょうか?
飯田君:
いろいろと工夫したこともあって,今ではほとんどの方とコミュニケーションをとることができます。うまくいかないときにどうしたらいいだろうと自分で考えて工夫して,伝えたいことを理解してもらえた時は非常に嬉しいですし,充実感を憶えます。
山田先生:
自分で考えて工夫していくことの大切さを感じたのですね。変わったきっかけは何だったのでしょうか?
飯田君:
僕にとって“当り前”と思っていたことが,すべての方にとっての“当り前”ではないこともあるということを知ってからです。それを知ってから関わり方が少しずつですが変わってきて,活動にも楽しさを感じるようになりました。
山田先生:
1年生から始めて現在4年生ですが,楽しさや充実感が活動を継続させているのでしょうか?
飯田君:
誘ってくれた4年生の人たちが楽しそうにやっていたのを見て参加しました。ただ,活動自体はすごく苦労が多いこともあって,“できた”と感じるようになったのはしばらくしてからでした。それを考えると,結局ここまで継続しているのは障害のある方と関わること,そして人と関わっていくことが好きかどうかだと思います。僕は苦労しながらも,関わり自体に楽しさを感じていたのでここまで続けてきました。
山田先生:
人と関わることが好きかどうかということが大事だと。
飯田君:
やはり人(の支援)に興味がないと継続していくのは難しいと思います。単に楽しいだけのサークルとは違うと思うので。何か目的をもって参加していくことでより充実した活動になると思います。
山田先生:
なるほど。今日はありがとうございました。お疲れ様でした。
飯田君:
ありがとうございました。


つくば国際大学 社会福祉学科 サークル活動
手話で「おはよう」
Q 活動内容を教えてください。
 手話サークルでは、手話をアクセサリーではなく、日常生活の中で、コミュニケーションの手段として使えるようになることを目標に、週2回の活動をしています。
Q どのようにして手話を覚えているのですか。
 部長と副部長が教師役となり、部員に教えています。
 毎回、「挨拶」「好きな食べ物」などテーマを決めて、それに関する単語を覚え、それを応用して単文を作り、対話をしたりしています。最近は、医療保健学部の部員も増えてきたので、「医療手話」をテーマにしたこともありました。
また、月に一度、聴覚に障害のある方をお呼びしての学習会を行っています。
Q 教師役を務めているとのことですが、大変なことはありますか。
 教師役とはいっても、まだ手話を学んでいる立場なので、わからないことだらけです。でも、自分自身がしっかり理解できていなければ教えることはできません。ですから、教えるための準備に時間がかかります。
Q 聴覚に障害のある方をお呼びしての学習会はなぜ行っているのですか。
 聴覚に障害のある方が日常生活の中で使用している生の手話に触れるためです。
 学習会は、生きた手話を知るのに重要な学習の場となっています。実際、日常生活で使用される手話の速さや、顔の表情の豊かさ、地域の手話(手話の方言)など、聴覚障害のない人が本などを使用して勉強するだけではわからない多くのことが学べます。また、講師の先生の中には、学生とコミュニケーションをすることを楽しみ来ていただいている方もいます。そういう方との手話を使ったやりとりでは、聴覚に障害のある友人同士が使うような手話を知るきっかけにもなります。手話学習初心者の1年生には大変かも知れませんが、これもよい機会になっていると思います。
Q 語学の学習では、「習うより、慣れろ」とよく言いますが、手話も同じなんですね。
 最後に、みなさんに一言お願いします。
 手話を難しいと感じる人も多いと思いますが、成り立ちを理解すると覚えやすいです。また、手話が少しできるようになると、勉強が楽しくなり、新しい手話を覚えるのが楽しくなります。