少林寺拳法同好会
顧問 菅谷隆男 
外部指導者 茨城千代田道院長 齋藤雅之 

活動日 火曜日・金曜日
指導方針 高校時代に格闘技ブームがあり、友人たちはこぞって極真空手に入門しました。当時から少しひねくれていた私は、人と同じでは嫌だという思いと、「ショウリンジケンポウ」の響きが強そうで格好がイイという単純な理由から、地元の道場へ少林寺拳法の見学に行ったのです。

 館長に「どこでもいいから、掴んでみなさい。」とうながされ、道着の胸もとをつかんだ次の瞬間、私は床に膝間づき、手首の関節をとられていました。本当に何が起こったのかわからない一瞬の出来事でした。
 さらに館長の話で強烈に心に響いたものがありました。
「ケンカなんかしないで、逃げたほうがいい。」
「瓦は割るものでなく、屋根にのせるもの。」
ただケンカに強くなりたい、といった不純な思いで武道を始めようと考えていた私に、勝ち負けにこだわらない、相手を力で制したり、自分の強さをひけらかしたりしない少林寺拳法の教えは、まさにアッパーカットをくらったかのようでした。

少林寺拳法の教えは、相手を倒す強さではなく、しっかりとした自分、頼れる自分をつくるという自己の確立をすることが「本当の強さ」であるとし、さらに、少林寺拳法の修行を通して自信をつけ、自分のためだけではなく、周りの人びとも幸せにする「自他共楽」を説いています。まさに本校の「はるかぜ道徳」の教えに通ずるものがここにあるのです。

 この度少林寺拳法同好会設立にあたり、二十数年ぶりに道着に袖を通し、茨城千代田道院の門をたたくこととなりました。おかげで、体のあちこちが悲鳴を上げ、歩くのもままならずに、我ながら情けない限りですが、初心に返り、純粋に少林寺拳法を楽しんでいます。何か新しいことを始めるには、エネルギーが必要です。そこには新しい発見、新しい出会いが待っています。私は少林寺拳法を通じて、生徒が新しい自分を確立するきっかけを与え、その背中を後押ししていきたいと思うのです。